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WordPress

【手順まとめ】HTMLサイトのWordPress化

【手順まとめ】HTMLサイトのWordPress化

今回はHTMLサイトをWordPress化する際の手順をまとめてみようと思います。

なお前提としてすでに静的にコーディングされたHTML / CSS / JS などは
作成済みの状態を想定しています。

おおまかな流れとしては以下のようになります。

  1. WordPressにテーマとして認識させる。
  2. CSS / JS / 画像のパスを修正する。
  3. wp_head(); / wp_footer(); を追加。(管理ツールバーが表示される)
  4. ヘッダー、フッター、サイドバーをパーツ化 & 読み込み。

ではそれぞれもう少し詳しくみていきましょう。

手順1:WordPressにテーマとして認識させる

作ったサイトをテーマとして認識させるために以下を行います。

  • 作ったサイトのフォルダをWordPressのフォルダに入れる。
  • index.htmlの拡張子を変更してindex.phpにする。
  • style.cssにテーマの情報をコメントで記載する。

環境にWordPressをインストールした状態で、
下記フォルダに作ったHTMLサイトのフォルダを入れます。

WordPressフォルダ > wp-content > themes > ここ

HTMLサイトのフォルダのindex.htmlの拡張子を変更して、index.phpにします。

テーマとして認識させるには、最低限index.phpとstyle.cssが必要です。
またstyle.cssにはテーマ情報をコメントで記載します

この情報は管理画面 > 外観 > テーマで表示され、反映されます。

/*
Theme Name: ○○○○○
Description: ○○○○○○○○○○
Version: ○○
Author: ○○○○○
*/

その他、必要に応じてテーマ情報を記載します。

【WordPressにテーマと認識させるために】必要な手順 & ファイル【最低限】
【WordPressにテーマと認識させるために】必要な手順 & ファイル【最低限】今回はWordPressにテーマとして認識されるために必要な手順、そして必要なファイルについてまとめてみたいと思います。 ただ最低限WordPressにテーマとして認識されるために必要なことなので、テーマとしてまだ機能はしない状態になります。...

自分のテーマが表示されたら、マウスオーバーし「有効化」をクリックします。

手順2:CSS / JS / 画像のパスを修正する

これで自分のテーマを有効化できましたが、
サイトを表示すると画像やCSSが適用されていない状態になっています。

理由はHTMLファイルのCSSや画像へのパスが、
WordPressにしたことで合わなくなってしまったからです。

そのパスを修正していきますが、方法が2つあります。

なお、2つ目のfunctions.phpのアクションフックで読み込む方法が推奨されています。

方法1:<?php echo get_template_directory_uri(); ?>に置き換える

1つ目の方法はパスを「<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/パスの続き」
のように置き換える方法です。

<?php echo get_template_directory_uri(); ?>

は、有効化されているテーマのディレクトリのURIを返してくれるテンプレートタグです。

 

置き換えの例は下記のようになります。
スラッシュは補完されないので、自分で書く必要があります。

【CSSの場合の例】

  • 変更前:<link rel=”stylesheet” href=”css/style.css”>
  • 変更後:<link rel=”stylesheet” href=”<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/css/style.css”>

【JSの場合の例】

  • 変更前:<script src=”js/main.js”>
  • 変更後:<script src=”<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/js/main.js”>

【画像の場合の例】

  • 変更前:<img src=”img/bg.jpg”>
  • 変更後:<img src=”<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/img/bg.jpg”>

方法2:アクションフックでfunctions.phpから読み込ませる

方法の2つ目は、functions.phpにアクションフック(wp_enqueue_scripts)
作って読み込ませる方法です。

この場合は、header.phpでの読み込みは削除します。

functions.phpはWordPressの機能を有効化させたり、
フックなどを記載するためのファイルです。

 

読み込ませるための書き方は下記のようになります。

なおfunctions.phpで読み込ませる場合には、次の手順3の<?php wp_head(); ?>と
<?php wp_footer(); ?>を入れてからでないと動作しません。

function 任意の名前の関数名() {
    wp_enqueue_style( $handle, $src, $deps, $ver, $media );
    wp_enqueue_script( $handle, $src, $deps, $ver, $in_footer );
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', '任意の名前の関数名');

手順3:wp_head(); / wp_footer(); を追加する

WordPressでログインした状態で表示される
管理ツールバーなどを出力してくれるテンプレートタグを追加します。

// headの閉じタグの直前に追加
<?php wp_head(); ?>
// bodyの閉じタグの直前に追加
<?php wp_footer(); ?>

 

手順4:ヘッダー、フッター、サイドバーをパーツ化 & 読み込み

WordPressでは何度も繰り返し出てくるものはパーツ化させて使いまわします。

そのため、ヘッダー、フッター、
ある場合はサイドバーを切り出して読み込ませる作業をします。

1:共通部分のパーツ化

パーツ化する作業は下記のようなかんじで行います。

【ヘッダー】

  • <DOCTYPE! html>からヘッダー部分までを切り取る。
  • 切り取った部分をheader.phpファイルに貼り付ける。

【フッター】

  • フッターから</html>部分までを切り取る。
  • 切り取った部分をfooter.phpファイルに貼り付ける。

【サイドバー】

  • サイドバー部分を切り取る。
  • 切り取った部分をsidebar.phpに貼り付ける。

2:パーツ化部分を読み込ませる

パーツ化した部分は別のファイルに移動させてしまったので、
読み込ませるための作業が発生します。

パーツ化した部分は、下記のテンプレートタグを使って埋め込むことができます。

// ヘッダーを読み込む場合:
<?php get_header(); ?>
// フッターを読み込む場合:
<?php get_footer(); ?>

 

HTMLサイトをWordPress化する際によく使うテンプレートタグなどは
こちらの記事にまとめているのでよろしければご覧ください。

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以上、HTMLサイトをWordPress化する方法でした。

 

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